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「冬枯れ」

役者：同性2人
時間：約30分

劇団の短編企画公演「群れるイロたち」で使用した作品です。
友人2人が寒空の下、あーでもないこーでもないと中身のない話を繰り広げます。やがて、2人の晒されている状況が明らかにされ……。
僕の大好きな友情の形を描きました。一応はブロマンス（ここでは狭義の意味、性的恋愛的要素を含まない男性間の精神的友好）を意図した作品ですが、一人称を変えて女性同士での公演にも耐えうるかな、と個人的には思います。
（泉晟）

「霊安室前より」

役者：性別不問2人
時間：約30分

とある病院の霊安室前。長ベンチに座った2人はジッと霊安室のある廊下の奥を見つめる。霊安室から鳴り響く音、独りでに動くエレベーター、何故か持ってきたリンゴ。2人は進みたいのか戻りたいのか。
かなり攻めた作品です。様々な謎を謎のまま、伝えたいことはなにかにイミテーションして描写しています。良く言えばミステリアスな、悪く言えば支離滅裂な、そんな作品です。僕のお気に入り作品です。

（泉晟）

「接客六大用語」

役者：2人
時間：約10分

接客六大用語を唱和するだけの作品。
コントです。ちょっと洒落っ気のあるコントです。
演者次第の部分がやや多めです。人を笑わせる練習にでも使ってくれると嬉しいです。

（泉晟）

「インストゥルメンタル」

役者：女1人　性別不問2人以上
時間：約25分

劇団の短編企画公演「群れるイロたち」で使用した作品です。
冬の夜、寝付けない少女が1人。部屋に響く時計の音、風の音、窓の揺れる音、犬の鳴き声、救急車のサイレン……音が気になって眠れない。将来のことや友達のことや部活のことが気になって眠れない。
演出が「ワンシチュエーションで書いて」とざっくりした指示で執筆を依頼してきたので、全力で困らせるために書きました。ギミック的な側面が強いのでそういった工夫が好きな方におススメです。
（泉晟）

「消えてくダイニング」

者：男2人　女2人
時間：約100分

初めて書いた長編作品。
車のキーやハンガー、鍋。あらゆるものが前触れもなく忽然と姿を消していく怪現象に世界が巻き込まれます。その騒動をとある一家の視点で描いた作品。
初めて故の無鉄砲な勢いがそこかしこに見受けられます。作品ジャンル的には恐らくコメディなんじゃないかな？荒い箇所こそ多々ありますが、楽しんで書いた痕跡がそこかしこにあって僕個人は好きな作品です。

（泉晟）

「横断歩道を歩きながらそうやって考えうること」

役者：性別不問2人
時間：約15分

第七回中国ブロック劇王出場作品。
横断歩道の白い所を歩く。縁石に上る。猫の肉球を触る。トンネルで息を止める。そんなことをしながら彼らは歩いている。どこに向かうとも知らないけれど、多分、それでいい。
審査員の方に「演劇の基礎稽古みたいな面白さがある」と言われました。その通りだなあ、と僕も思っています。老若男女色んな役者さんにやって欲しい、様々なパターンを見て見たくなる作品です。
（泉晟）

「柴犬と飼い主」

役者：男3人　女4人　ぬいぐるみ3つ
時間：約15分

柴犬と飼い主が散歩する姿を描いた作品。
コントです。まごうことなくコントです。
それ以上でも以下でもない、ジャストサイズのくだらなさしかありません。

（泉晟）